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人穴富士講遺跡

2014年10月07日掲載

構成資産NO.23 ひとあなふじこういせき

史跡富士山

人穴富士講遺跡(Photo by Masaki Kiuchi.)人穴浅間神社社殿

360° Panorama Tour Shibakin (360度パノラマ写真)

(提供:「360° Panorama Tour Shibakin(シバキン)」富士山世界文化遺産富士宮市行動計画推進員の方のホームページを掲載しています。)

概要

人穴洞穴の入口人穴洞穴の入口

人穴富士講遺跡は、人穴浅間神社の境内にある。ここには、犬涼み山溶岩流内にできた長さ約83メートルの溶岩洞穴「人穴」と富士講講員が建立した200基を超える碑塔等がある。また、ここには、甲州街道や山梨県郡内地方に通じる郡内道(人穴道)が通っていた。

『吾妻鏡』には人穴探検の様子が描かれている。この人穴探検談は、後に浅間大菩薩の霊験譚「人穴草子」としてまとめられ、近世には富士講の隆盛もあり広く普及した。また、『吾妻鏡』には、人穴は「浅間大菩薩の御在所」とあり、当時人穴が富士山信仰に関係する場所であったことがうかがえる。

富士講の資料によると、江戸の富士講の開祖長谷川角行は、人穴に篭って修行し、仙元大日神の啓示を得たとされる。角行の教えは、江戸時代中期以降、江戸を中心に広まり、数多くの富士講が組まれた。また、角行は人穴で亡くなったとされ、人穴は富士講の浄土(浄土門)とされた。このため、人穴は角行の修業の地・入滅の地や仙元大日神のいる場所として信仰を集め、参詣や修行のために人穴を訪れる講員も多く、人穴は先達の供養碑や記念碑などの碑塔を建立することも多く行われた。

また、近世、人穴には、光きゅう(イに米)寺(こうきゅうじ)(大日堂)があったとされる。光きゅう寺は修行者の世話をする施設だと考えられており、赤池家が管理していたとされる。赤池家は、この他、溶岩洞穴「人穴」やその周辺を管理し、参詣者の案内や修行者の世話、お札・御朱印の授与、碑塔建立の世話等を行っていた。

明治初年の神仏分離令・廃仏毀釈により、光きゅう寺(大日堂)は廃され、人穴浅間神社が置かれた。昭和17年(1942)には付近が軍用地として接収されたため周辺住民とともに人穴浅間神社は移転し、昭和29年(1954)現在地に復興した。なお、富士講の衰退もあり、碑塔の建立は昭和39年(1964)以降行われていない。

人穴洞穴

人穴洞穴

洞穴内には、祠と碑塔3基と石仏4基が建立されている。
洞穴は、南西の端が進入口となり、洞穴中央部でくの字型に曲がっている。入口から約20mの位置に祠が、30mの屈曲部手前中央には直径約5mの溶岩柱がある。最奥部までは約80mで、そのまま閉塞していると考えられている。

※洞穴内には現在入ることは出来ません。
文化財保護、安全上の問題から無断で入らないようお願いします。

碑塔群

碑塔群

人穴浅間神社の境内地には、富士講信者が建立した232基の碑塔が存在する。
18世紀中頃から、江戸を中心に富士講が隆盛すると、人穴は霊地(西の浄土)として信仰されるようになり、18世紀末以降、現在の東京都・埼玉県・千葉県を中心とした関東地方の富士講信者によって「墓碑供養碑」「祈願奉納碑」「顕彰記念碑」などが建立された。講(枝講)ごとにまとまって建立されており、刻銘から、各講の歴史や構成地域を知ることができる。

※碑塔群内には現在入ることは出来ません。
文化財保護の問題から無断で柵を越えないようお願いします。

人穴浅間神社

人穴浅間神社

かつては「光きゅう寺(こうきゅうじ)大日堂」があったとされるが、神仏分離令を受けて廃され、「人穴浅間神社」が置かれた。
昭和17年(1942)に少年戦車兵学校の開校に伴い地区の山野が演習地となり浅間神社も移転したが、昭和29年に復興された。現在の社殿は平成13年に建立されたものである。

詳細データ

所在地・問合せ

参拝時間・参拝料

【案内所のご案内】
人穴富士講遺跡案内所は土・日・祝日(10時~15時) のみ開館しています。
開館時は、富士山世界遺産ガイドが常駐しています。

アクセスMAP

・JR身延線富士宮駅から車で約40分。
・東名富士ICから車で約50分。
・JR身延線富士宮駅バス停(2番乗り場より白糸線)からバス乗車、白糸滝バス停で下車[約24分・運賃600円]。少し歩いて、白糸滝入口バス停(河口湖線)からバスを乗換、畜産試験場北口バス停で下車[約12分・運賃300円]。そこから徒歩で約35分。

駐車場のご案内

文化財整備計画

人穴富士講遺跡 参道跡から見た整備イメージパース※この図はあくまでもイメージ図です。

洞穴内部の保存整備については、洞穴自体の安全性を踏まえた上で、来訪者が内部を見学できるよう安全確保を考えた整備を実施します。洞穴上部には、個人所有の土地が含まれるので、将来の保存のため公有化をします。

碑塔群については、地震などの要因により崩れ破損しているものや、長い年月による風化など、痛みが激しいことから、解明されていない部分を含め調査を行い、保存のための措置を実施します。また、公開するために順路を設定し、安全確保の措置を講じるとともに、解説板等を設置します。

その他にも洞穴直上の平場で検出されている光きゅう寺(大日堂)と推定される建物跡及びその建物跡へ向かう参道跡があることから、保存・公開方法を検討し整備します。

また、指定地外の周辺には、人穴の管理を行っていたとされる赤池家の跡等の深い係わりのある所があることから、将来的に調査し広域的整備をします。

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お問い合わせ

企画部 富士山世界遺産課 企画係

〒418-8601 静岡県富士宮市弓沢町150番地(市役所3階)
電話番号: 0544-22-1489
ファックス番号:0544-22-1206
メール:sekai@city.fujinomiya.lg.jp

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